当方ではこれまで、自然と健康をテーマにして様々な活動を行ってきました。その中で通常業務や配信業務など、チャンネルやサイトが増えてしまい、ご覧頂く方々にどこを見れば良いのかわかりにくい部分がございました。そこで今年度から、当方にて運営している様々な業務の統一化を図り、ご利用下さるみなさまがよりわかりやすく使いやすいようにまとめ、新たにNature&Wellness Iwate（ネイチャー＆ウェルネスいわて）として始動させて頂きますのでよろしくお願い致します。
なぜ自然と健康なのか
普段は数多くの方の体の不調に携わらせて頂く仕事を行っていますが、その中でいつも思うことがあります。我々人間は、もちろん私自身も含めて絶対にひとりだけの力で生きてゆくことはできません。「いやいや、ひとり暮らしだし、ひとりで生きていますけど？」と思うかもしれませんが、普段皆さんが食べたり飲んだりしている食材は、生産者の方、加工業者の方、配送業務の方、販売店の方など数多くの方々の労力によって支えられています。それがなければ食べるものや食べ物を作るための食材などを購入することができなくなります。また、通勤や通学の交通手段に関わっている多くの方々、近年増加したリモートによる様々な分野を支えている開発・製造の方々などにもお世話になっています。
目に見える部分ではあまり気が付かないかもしれませんが、見えない部分で数多くの方に支えられながら人間は生きて生活を送っています。
例えば生産者の方が多くの農産物を育てる場所や、漁業の方が漁をしている漁場など、これは全て自然があってこそ成り立つことになります。さらに半導体の生産や精密機器の製造を行う場所は、なるべく気候が穏やかでホコリが少ない場所が求められることが多く、比較的空気が綺麗な自然に囲まれた場所になることがとても多く見られます。
このように人間が生きる為に、生活を便利に送るために欠かすことができないものが自然です。その自然との結びつきは近年、ストレス性の諸症状に効果量が高いということが研究データからわかっています。
自然に触れ合うことはストレス症状の改善へ
便利な世の中になり、最近では自宅やオフィスにいながらにしてショッピングを楽しんだり食事を注文したり、職種によっては仕事でさえも自宅で行うことが可能になりました。その便利さの代償に体を動かす度合いが少なくなり、それに伴って筋力低下、筋肉の動作不良による関節などの不具合、頭痛、肩こり、腰痛などの肉体的不調と、持続的ストレスの蓄積による自律神経失調など、様々な不調が増加傾向にあります。
人間の体は動作することで筋肉を収縮させて血液を送るポンプ作用を担っています。体の動作が減少するということは、そのポンプ作用がうまく働かずに血行不良や頚椎（首）周辺の筋肉の拘縮による自律神経系の諸症状が起こりやすくなってしまいます。また、電子デバイスなどによる光とデジタル音の刺激を受け続けているとどうしても目や耳などから受けた刺激が脳を刺激し、様々な弊害が起こる可能性もあります。
自然の風景をよく見てみるとわかりますが、同じ緑色でも複数の種類が存在していることがわかります。黒などもそうです。私の地元岩手県八幡平市にある国の特別天然記念物である焼走り溶岩流は、岩手山が噴火した際に流れ出た溶岩流が固まり、目の前には黒一色の世界が広がりますが、「黒ってこんなに種類がいっぱいあるんだな。」と気付かされます。その自然の色彩、自然が発する癒しの周波数などはストレス症状の緩和や発散に大きく貢献していると言えます。
今の世の中だからこそ自然の大切さを再認識
現在はとても便利な世の中になっていますがその分、本来残すべき大切な部分を忘れかけてしまっている傾向にもあると言えます。だからこそ今、自然の景観や音色の大切さを再認識して、自然と健康をもう一度考えて頂けるきっかけになって下さればと思っています。
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