街灯が無いからこそ映える夜の絶景

岩手県の中心部である盛岡市から少し郊外へ離れてみると、美しい自然が豊富に残っている田舎の良さをかき集めたかのような風景が目の前に広がります。その風景は季節や時間帯によって様々な表情を私達人間に見せてくれます。その中に、街灯がほとんどない田舎ならではの美しい風景のひとつが「星空」だと思います。

新月・街灯無しが美しい星空撮影の絶対条件

普段撮影に使っているミラーレス一眼で撮影すればきっと、もっと綺麗に星空が撮影できると思いますが、近年一番皆さんが多く写真や動画を撮影する機材といえばスマートフォンだと思います。ここ最近のスマートフォンはAIによる高度な画像処理が施され、誰が撮影しても同じように、スマートフォン本体が美しい写真に仕上げてくれます。

最新のスマートフォンであればAI +ナイトモードや夜景モードなどで、ある程度の星空の撮影もできると思います。また機種によっては一眼カメラのようなシャッタースピードやISO感度などを細かく設定できるような機種もあります。そのような機種であれば尚更綺麗に星空が撮影できると思います。

上の写真はSONY製スマートフォンXPERIAにて撮影したものです。スマートフォンでも意外と星空を撮影できると思いますが、基本的には夜晴れている日で、なおかつ新月などの月が出ていない夜、さらに街灯などの灯りも無い方が好条件となります。

星の光はとても弱いため、月が出ていると月の明かりにかき消されてしまい、スマートフォンの小さなイメージセンサーでは小さな光がとらえにくくなってしまいます。ぜひ月のなるべく出ていない日の夜に、美しい星空撮影を、岩手で撮影してみて下さい。

たまたま車が走ってきた瞬間にまるでライトアップの風景に!

同じ場所で複数枚撮影を行なっていると、たまたま車が上から下ってきました。シャッタースピードを遅めにして撮影をしており、車が下ってきた時にはすでにシャッターを切ってしまっていましたので、そのまま撮影を続行しました。

するとそこがまるで、ライトアップでもしているかのような煌びやかな風景に早変わりしました。この時期は春の桜の季節でしたので、夜の桜が美しく咲き誇っている良い写真が偶然に撮影できたと思いました。自然の中で写真を撮影していると、こんな思いもよらない状況に時々遭遇するから面白いものです。

キャンパーの灯が夜を飾るアクセント

近年、新型コロナウィルス感染症が流行し、室内の密になる環境が避けられるようになり、外でアウトドアを楽しむ方が増えてきました。その楽しみ方は数多く、アウトドアの代表的なアクティビティであるキャンプから釣りまで、色々な自然との遊びが増えました。

何よりもキャンプ用品のお店やキャンプメーカーや、釣り具のメーカーなどは売り上げが右肩上がりだというお話しも聞こえてきました。それだけ外で自然の中で楽しみを見つける方が増えたということなんだと思います。

そんな中、夜の星空の撮影をしようと思い、なるべく標高の高いキャンプ場付近へ出向いた時に、キャンプをしている多くのキャンパーがテントを張って灯りを灯していました。その灯りが夜の闇夜を優しく照らし、星空とキャンパーの灯火とがなんとも言えない絶景を作り出してくれました。

夜の八幡平市近郊は最高の星空スポット

岩手県のやや北部に位置している岩手県八幡平(はちまんたい)市は周囲を山々に囲まれており、夏には奥羽山脈の最高峰である岩手山への登山、冬になると多くのスキー場が営業を開始し、ウィンタースポーツのメッカとなります。

そんな八幡平市は山々と清流が織りなす自然の造形美がたくさん点在し、標高が高くなっている為に星空を撮影するには最高の条件とロケーションとなります。おそらくここで撮影をした写真は、あなただけの最高の一枚となるのではないでしょうか。


⚫︎今回の撮影地

①焼走り線桜並木

②焼走り国際呼応流村

③八幡平パノラマライン

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