毎分約40トンの圧巻の水量!八幡平市が誇る天然水「金沢清水湧水群」

八幡平市は県内でも有数の、水にまつわるたくさんの場所が点在する水の地域です。市内には数多くの名水と呼ばれる湧水があり、地元の方々が様々な分野に自然の恩恵を役立てています。水質、透明度、そのどれをとってみても一級品と言われる八幡平市のミネラルウォーターの中でも、特に圧巻の水量を誇るバナジウム天然水「金沢清水」へぜひ足を運んでみて下さい。

毎分40トン、日量約3万4千トン!

金沢清水湧水群は、全部で7ヶ所ある湧水群の総称で、その全ての水量を合わせると毎分約40トン、日量にして約3万4千トンという圧巻の水量を誇る、奥羽山脈の最高峰である岩手山の伏流水です。ミネラル含有量が豊富な金沢清水は、やや硬水のバナジウム天然水となっています。

米の炊飯やコーヒー、お茶を淹れる時などももちろんそうですが、そのまま飲料水としても使用して頂ける日本名水百選にも選ばれたミネラルウォーターです。

渓流魚の養鱒にも利用されている

金沢清水があるのは、八幡平市にある岩手県内水面水産試験センターの敷地内にあります。岩手県内水面水産試験センターでは渓流魚の養鱒なども行っており、その養鱒に金沢清水が使われています。元々渓流魚は、育った場所の水の色で体色や模様が変化すると言われており、綺麗な湧水で育まれた渓流魚は美しく鮮やかな色合いが特徴的な渓流魚になっています。

源流部は言葉を失うほどの神秘の光景

金沢清水の源流部は、噴出口の裏手にある山の上にあります。山の上と言ってもそこは階段なども整備されており、どなたでも気軽に赴ける場所になっています。噴出口の裏にある川にかかる橋を渡るとすぐに、山へと入る階段が見えてきます。その階段を登り始めて約3分、小さな展望台が見えてきます。その展望台に登って右下を見下ろして頂くと美しくゆらめく源流部が姿を現します。

ただし注意点がひとつあります。それは近年、この場所で熊の目撃情報があることですが、早朝に熊が目撃されると職員の方が立て札を立ててくれていますので、もし源流部へ向かう際にはなるべく熊よけの装備を忘れずに向かって頂くか、なるべく大きな音を鳴らしながら向かうように注意して下さい。


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