敷地内がひとつの集落。楽しみ満載「盛岡手作り村」

盛岡市街地から少し離れた郊外へ車を走らせたところに温泉街として有名な「繋(つなぎ)」という地区があります。この繋地区の入り口の辺りに盛岡市のひとつの観光名所となっている盛岡手作り村という場所があります。ここにはたくさんの楽しみが詰まっており、貴重な体験もできる観光地です。

南部せんべい、天然石、南部鉄器

盛岡手作り村の中では様々な貴重な体験ができる場所や買い物ができる場所がたくさんあります。例えば天然石のアクセサリーを販売しているお店や、職人さんが実際に南部鉄器を作っている匠の技を外からですが見ることができます。

地元の方々はこの手作り村を利用する時のひとつの理由に「小学生の夏休みの工作を作る」ことも兼ねて子供会で利用するということがあります。その理由でもわかるとおり、好きなものを選んで体験しながら作って頂くことができます。また、工作ではありませんが、南部せんべいを実際に焼いて、焼き立てをその場で召し上がることもできます。なかなかできる体験ではありませんので、岩手県へ旅行に来られた際にはぜひ立ち寄ってみて下さい。

伝統の建造方式「南部曲り屋」

その昔、現在の盛岡市がある「南部地域」では、人間が住む居住スペースと、農耕や人間の足の代わりとして大きな役割を担っていた馬が住む厩(うまや)とがひとつになった、まさに人馬一体の居住空間となっていました。

その独特のL字形状の建築方式は「曲り屋(まがりや)」と呼ばれ、実際に昭和30年代まで実際に使用されていた家屋です。この曲り屋と呼ばれる建造物は、盛岡市だけでなく県内様々な地域でご覧頂くことができます。とても貴重な文化財として今に受け継がれ、大切に保存されています。

木々の間から見える御所湖が絶景を作り出す

手作り村の中を歩いているとたくさんの木々が周囲に生えている風景が目に入ります。その木々をよく見てみると、木々の葉の間から人工湖(ダム)が見えます。その場所は通称「御所湖(ごしょこ)」と呼ばれ、この御所湖の湖畔を進んでゆくと温泉地として有名な「繋(つなぎ)温泉」へと向かいます。晴天の日には湖面がキラキラと輝き、木々の葉と相まって絶景が産まれます。ぜひこの写真のようなポイントを皆さんも見つけて写真を撮影してみて下さい。


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